脚本 十川誠志
絵コンテ 出崎統
監督補 矢野篤
演出 濁川敦
作画監督 斎藤浩信
「氷河を越えて、さらに北に行くと、雪の女王の氷の城があると言う」
斎藤作監キタワァ━━━━━━(n‘∀‘)η━━━━━━!!!!!濃いのが大好き。
ラギの旅は、30人の部下の命を奪った雪の女王を探すためのものだった。
奇跡も伝説も信じなかった彼でも、あれは雪の女王だと結論づけるしかなかった。
なぜ部下たちを見殺しにしたのか、そしてなぜ自分だけ助かったのか。
「私の旅は、あの女にもう一度会わない限り決着しない!」
白い馬車と美しい女に連れられたカイ。
その話を聞いたとき、ラギは確信した。雪の女王、だと。
「雪の女王は伝説ではない。実在するのだ」藤子短編のノリでOPへ。
氷河から吹いてくる風だ、とラギは言った。
冷たく、重く、雪をまじえた風は、氷河がその姿を見せる前から、大きさと存在感を私に伝えていた。カイが生きているとすれば、女王の城にいる。ラギはそう言った。
それからしばらく登りが続いて、岩場の小さなトンネルを出たとき、突然その氷河は姿を現した。ロンダルキア台地キタワァ━━━━━━(n‘∀‘)η━━━━━━!!!!!
「この氷河を越えない限り、氷の城にたどり着くことはない。雪の女王に会うこともない」
ラギの決め台詞はいつも顔を傾けた状態で発せられる。
「どうする、ゲルダ。行くか?私とともに行くか!」
「はい、行きます」選択肢もない。
氷河が動く。ここはプロスキーヤーカール(声:高嶋政宏)でなければ越えられそうにない。
しかしラギは行く。たとえ勝算を見出せなくても。
再びラギはゲルダに意志を問い、またゲルダは「はい!」と答える。
金属かんじき(なんて呼ぶんだろう)を装着し、ピッケルを持つ二人。
「氷河を越えると決めたときから、用意しておいた」やるなラギ。
「旅は、生きることだ。わかっているな?」継承者の笑顔に惚れた。
「えーーーい」とゲルダ大ジャンプ。向こうで受け止めるのはラギ。
氷河は遠くから見ると、かなり平らな部分がありそうだけど、実際はすぐに大きな氷の塊で行き止まりとなり、それを一つ一つ越えなければならない。
この氷河がどれほど大きくて長いのかは、見当がつかない、とラギは言った。
私もそう思う。
きっと空から私たちを眺めたら、大きな砂糖菓子にとりついたアリのように見えるはず。数々のリポビタンD、数々の「えーーーい」を経てもまだまだ道半ば。
南の国からやってきたアモールには、やはりこの氷の上は大変そう。
おばあちゃん、私が今いちばん信じている人ラギが、言いました。
カイを馬車に乗せて北へ向かったのは、雪の女王だと。
雪の女王。
おばあちゃんに聞いた言い伝えでは、冬を司る雪の精霊。
精霊って、何をするの?怖いの?それとも、優しいの?優しいといいなあ…!「どうした?何が優しいといいんだ」ラギさんが。(黙れ)
ラギはあの吹雪の中、雪の女王の声と顔をしっかりと覚えていたと言う。
「恐れを知らぬものは愚かです。吹雪は吹雪。吹きすさぶのは、冬の姿」
30人の部下が死ぬ前で、平然とそう言ってのけた女王。
たしかに人の姿はしているが、ラギには彼女が人なのかどうかわからなかった。
そして彼女には優しさなどなく、吹雪そのものの厳しさしかない、と言うラギ。
再び歩き出したとき、ゲルダの足場が崩れ、穴へと落ちた。
ラギは穴の中へ行き、ゲルダを自分の体へ飛び移らせる。
そこで伏流水ですよ。
夜はものすごい吹雪になった。って二人とも余裕で無事ですか。ウォーズマン理論で1200万パワーはあるな。
私たちは、うまく吹雪を避けられる場所を見つけ、氷河の上で野宿することにした。
でも油断は禁物。いつでも移動できるよう荷物は体に付けたままだ。
ラギさんの持っている旅行用のランプで、手足を暖める。
小さな火だけれど、文句は言っていられない。
氷の上を歩き続けた私の足は、まるで棒。まるで棒なものがもう一つありやしませんか?ヒント:吟遊詩人
明日も歩けますように、とまずはお祈り。一方の女王は、また割れた鏡に映るラギの姿を見つめていた。
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posted by えみゅ at 00:04| 東京 ☀|
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