脚本 黒田洋介
絵コンテ 小林一三
演出 水無月弥生
作画監督 梶浦紳一郎
総作画監督 下谷智之
サブタイなめんな。
伊丹ゆきみ先生に後光が差している。プッチャンは恋だと一撃で見抜く。
佐藤仁史、28歳、職業弁護士、両親は資産家、これ以上にない好条件なお相手、のお見合い写真を落としてしまう上機嫌なゆきみ。
それを伝えに生徒会室に走るりの。でも隠密活動のおかげで久遠も奈々穂もそれを知ってた。
ゆきみ先生はもうすぐ27。結婚適齢期。ゆきみ先生がいなくなったら悲しいりの。
でも問題はある。それはお見合い相手のことではない。
平田わかな先生と交わした「幸せになるときは一緒にね」という誓い。
もちろんゆきみはそんなもの覚えてない。
嫉妬の炎を燃やすわかな(年上)。「うらぎりもの〜」
お見合いくらいで結婚するみたいに浮かれるゆきみが許せない。
シンディに愚痴を聞いてもらう。
そんな好条件な相手こそ自分の元へ来るべきだと思っているわかな。
「イエース」「ドントクライ」シンディのリアクションはいつも最高。
わかな先生、キャサリンって名前間違えてるよ!そしてまたパヤパヤ。
それは「大人はすげーよ」ってプッチャンも驚くくらいの出来事。
校門前に立つさわやか好青年に因縁をつける和泉香。彼はあのお見合い写真の男だった。
わかな先生をわかな先輩と呼ぶ好青年。
彼は高校時代、わかなの1年後輩だった長谷川仁史。母の再婚で今は佐藤仁史を名乗る。
りのと香は副会長にそのことを伝えようとドアを開けるが、奈々穂も久遠も聖奈も知ってた。
大学病院の外科医を辞めて学校の保健医になったわかな。
その理由を「何となく」とはぐらかすところも高校時代と変わらない。
好きな人がいるかどうか聞いても、家族や友だち、とはぐらかされたり。
校門で待ってたら裏門から帰られて、家を訪ねたら引っ越した後で、わかなに避けられていると本気で思い込んだ若き日の仁史少年。
そんな二人の経緯も知らず、丁寧語「ござぃます」で気合い十分のゆきみ。
そして、ちょうど運悪く佐藤仁史、28歳以下略が若菜に告白する現場を目撃してしまう。
ゆきみとわかな、修羅場の予感。神に誓ってただの先輩後輩の関係だと言うわかな。
さっきの佐藤君の告白は昔の気持ちだから…と弁解する。
再びお見合いに行こうと決めるゆきみ。「幸せつかんじゃうから!」
ゆきみに声をかけたために修羅場を招いたと反省する奏。二人の仲を心配する。
奈々穂曰く宮神学園は生徒会だけでなく先生も極上。だから無問題。
二人を心配するりの。
「大人ってのは、りのが思ってるよりずっとずっとすごいんだ。だからさ、信じてやんな」
プッチャン意味深。わかな先生に呼び止められて頼みごとをされる聖奈さん。
その「ちょっとした伝手」を利用して佐藤以下略に電話するわかな。
ゆきみとのお見合いに出席するよう言うが、彼はお見合いはできないと言う。
今日学校に行ったのもそれを伝えるため。
佐藤(ryの母はガン、三つの臓器に転移してもう助かる見込みはない。
だから彼女の願いをかなえるため、お見合いをしようと思ったが、そんな気持ちで他人の人生に関わっていいのかと思い直した。
「長谷川君の優しさ」「ゆきみの優しさ」「生徒たちの優しさ」に触れ、自分にできる優しさを考えるわかな。
佐藤母が入院する古巣のトウリュウ大学第一外科に電話し、彼女の精密検査の資料を送ってもらい、オペの準備をさせる。
「今の私にできることがあるなら、それをしないとね」
奏たちに見送られ、シンディの運転する車で大学病院へ向かう。
カルテを見せてもらい、難しい手術になると思うけど「やってやれないことはない」と感じたわかな。
手術は成功。さすが天才外科医。ゆきみのお見合い話は結局なしに。
わかながもといた大学病院の教授からもらったお見合い話、クオリティタカス。
鈴木俊彦、32歳、職業は医者、父親は大企業の社長、これ以上にない好条件なお相手。
前半と完全に立場逆転して「うらぎりもの〜」(ゆきみ)な展開。
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