機動戦士ガンダムSEED DESTINY PHASE-44「二人のラクス」

脚本　　　吉野弘幸、両澤千晶
絵コンテ　鳥羽聡、西澤晋、福田己津央
演出　　　久保山英一
作画監督　キャラクター　米山浩平　メカニック　池田有
あらすじ：アンディ｢あれ、もしかしてオレ独り身確定？｣
両澤｢いい夢見たろ？｣
｢その方の胸に惑わされないでください｣
ラクスの告白におろおろするミーア。そしてラクスは議長を告発する。
ジブリールは上機嫌でラクスにコンタクトを取ろうとする。がぬか喜び。
ラクス真贋論争で荒れる民衆。
用済みになったとおびえて謝るミーア。
ガルナハンのゲリラ少女（ミス・コニール 18話参照）は悪いのは連合とロゴスで、救ってくれたZAFTは悪くないと擁護する。
議長はミーアに姿を隠すように言う。抹殺フラグｷﾀﾜｧ━━━（ｎ‘∀‘）η━━━！！？？
議長は予定通りザフト軍機動要塞メサイアへ上がる。
｢あの、艦長…｣｢聞かないでよ。私にだって、何が何だかわからないわ｣
アーサーいじめられすぎだよアーサー。笹塚君並に理不尽な扱い。 でもそこがｷﾞｶﾞﾓｴｽ。
｢ま、でも一つはっきりしてるのは、我々の上官はラクス・クラインじゃないってことよ｣
ミネルバはカーペンタリアに帰投後、月艦隊と合流との命令。休む間もない。
シンはレイにどちらのラクスが本物かを聞くが、レイは真偽自体どうでもいい、議長は正しいと言う。（クルーゼはクローン＝偽者だったからな）
｢なぜ人はそれを気にする？本物はすべて正しくて、偽物は悪だと思うからか｣
アスラン生存とメイリン生存の可能性を聞いて驚くルナ。
月の裏側に建設されたビーム偏光ステーショングノーと軌道間全方位戦略砲レクイエム。
｢最近は、必要だと巨費を投じて作っておきながら、肝心なときに撃てないという、優しい政治家が多いものでね。それでは我々軍人は一体何なのかと、つい思ってしまうのですよ｣
パトリック・ザラ議長以後、そういうイッちゃってる人は減ったわけか。
でもジブリールは本気でぶっ放すつもり。対応に向かうのはジュール隊、ジャニス隊。
肩がオレンジのザク、ってもしかしてひょっとしてハイネ隊！

ロゴスのオペレーターに子安いなかった？
｢これは警告ではない｣プラント首都アプリリウスに照準を合わせ、レクイエム発射。
｢さあ奏でてやろうデュランダル、お前たちのためのレクイエムを！｣
ビームが曲がり、次々に一刀両断されていくコロニー。
ヤヌアリウス1〜4、リセンベル7、8が破壊されるが、アプリリウスは何とか無事。
イザークとディアッカは2射目を阻止するために奮戦する。
伝えられるプラントの惨状。
ゲシュマイディヒパンツァーを載せた廃棄コロニーを使い、ビームを屈曲させることで月の裏側から打ち込んだロゴス。それもこれもジブリールを逃がしたから。
｢ジブリールを逃がしたって、それは…！｣ルナマリアです。
｢ここでがんばらなければ、帰る家がなくなるわ。いいわね？｣悲愴な決意の艦長。
（でももう帰る家なくなってるクルーいるんですけど）
ジェネシスのときと同じように無力感に苛まれるアスラン。
止められない憎しみの連鎖。議長の示す答え、決して争うことのない世界。
議長の言う戦いのない世界、それは遺伝子によって役割を決め、そぐわないものは淘汰、調整、管理する世界。それが、デスティニープラン。
自らの定めを知り、定めに逆らえない世界。コーディ世界の究極。
運命、遺伝子が王であるその世界では、議長はさしずめ神官。
｢（戦うことや定めに逆らうことは）本当にムダなのかな？｣｢ムダなことはしないのか？｣
｢オレは…そんなにあきらめがよくない！｣アスランの決意。
｢だよね｣キラたちもアスランに同意する。
｢議長を止めなきゃ。未来を作るのは、運命じゃないと｣さわやかに握手するアスキラ。
そして舞台は宇宙（そら）へ。

今日のパスワード:C72
すべてを賭けて、発進せよアークエンジェル！
次回、｢変革の序曲｣

関連
機動戦士ガンダムSEED DESTINY PHASE-43「反撃の声」
機動戦士ガンダムSEED DESTINY PHASE-45「変革の序曲」

収録巻：DVD第11巻（第41話、第42話、第43話、第44話収録）


↓今日ご活躍の皆さん↓


壁紙、怖いレイ。
ディアッカ専用黒ザクｷﾀﾜｧ━━━━━━（ｎ‘∀‘）η━━━━━━！！！！！
イザークの白グフも大活躍。
先週は｢居場所がない｣とか言ってたのに、今週はオーブ制服に着替えて、何もなかったように会話に参加して溶け込んでるムウのクオリティにビビる。
しかしあの事態を見て｢ジェネシスみたいなもんだろ｣って軽くスルーして議長話にもってけるAAのみなさんは冷静ですな。
議長より前にレクイエム止めろって思うけど。
（ひょっとすると、脚本ではミネルバがレクイエムを壊すとか書いてあって、メンデルでダコスタがゲットした書類の中に脚本が紛れ込んでて、AAのみなさんは自分たちがレクイエムを止める必要がないと知ってるのかもしれない）
レイが完全にクルーゼになってる。どうでもいいけど、前作SEEDでクルーゼの仮面が取れたシーンでは、素顔見えなかったと思う。
ゲシュマイディッヒパンツァー（geschmeidig Panzer）＝弾力のある装甲。
ブリッツのミラージュコロイドの応用で、フォビドゥンにも使われていた。

アバンタイトルのラクス（真）の演説
ラクス：その方の姿に、惑わされないでください。私は、ラクス・クラインです。
私と同じ顔、同じ声、同じ名の方が、デュランダル議長のとともにいらっしゃることは、知っています。ですが、私、シーゲル・クラインの娘である、先の大戦ではアークエンジェルとともに戦いました私は、今もあの時と同じかの艦の、オーブのアスハ代表の元におります。彼女と私は違うものであり、その思いも違うということを、まずは申し上げたいと思います。
ミーア：わ、わたくしは…！
ラクス：私は、デュランダル議長の言葉と行動を、支持しておりません。戦う者は悪くない、戦わない者も悪くない。悪いのはすべて、戦わせようとする、死の商人ロゴス。議長のおっしゃるそれは、本当でしょうか？それが真実なのでしょうか？ナチュラルでもない、コーディネーターでもない、悪いのは彼ら、世界。あなたではないのだと語られる言葉の罠に、どうか陥らないでください。無論私はジブリール氏をかばうものではありません。ですが、デュランダル議長を信じるものでもありません。我々は、もっとよく知らねばなりません。デュランダル議長の真の目的を。

おまけ。
ロボットアニメヒロインズDX第2弾ｷﾀﾜｧ━━━━━━（ｎ‘∀‘）η━━━━━━！！！！！
ラインナップはミーア、アスラン、ルナマリア（ver.2）。
アスランついにヒロイン扱いか、と思ったらちゃんとヒーロー&ヒロインズに変わってる。
このアスラン、細身でちょっとTHE EDGEっぽい。

ロボットアニメヒーロー＆ヒロインズDX ガンダムSEEDDESTINY第2弾「ミーア・キャンベル」完成品
ロボットアニメヒーロー＆ヒロインズDX ガンダムSEEDDESTINY第2弾「アスラン・ザラ」完成品
ロボットアニメヒーロー＆ヒロインズDX ガンダムSEEDDESTINY第2弾「ルナマリア・ホーク（Ver.2）」完成品

Comments

今日の話しで遂にイザークのグフとディアッカのザクが出て来ましたね。意外とディアッカのザク、カッコイイじゃないですか。ハイネ隊(隊長はイザークだけど)のザクも出て来てザクの株を上げて来ています。でもシホは相変わらず出て来ませんね。早く出て来て欲しいです。
レクイエムはコロニーレーザーよりも厄介ですね。キラが近くで見たらきっと｢ビームが曲がる!｣とフォビドゥンガンダムを思い出すでしょう。（笑）
アークエンジェルの中では仲間意識を高めようと団結してますね。もう主役はキラとアスラン達ですね。もうシンは主役じゃないです。
来週は久しぶりにシン達の名誉挽回を図るかのように活躍してます。
でも他の掲示板にルナマリアがレイに撃たれて重傷か死亡するみたいなことが書かれてたので心配です……
後、久しぶりにザムザザーが出てきます。(すっかり忘れてたな)
デストロイはもういいです（笑）
来週も目が離せませんね。

Posted by ピータ at 2005年08月20日 19:31

　えみゅさま。
　私も、seesaaでブログを始めました。今日の午後から始めて、すぐできてしまい、今日のガンダムが、ご挨拶に次いで、最初の記事になりまして、こちらにトラックバックさせていただきました。まだまだ何もわかりませんが、ご迷惑をおかけしないようにします。ブログの題は「ダイアスパー」です。古典的な名作SFに登場する未来都市の名前です。

　さて、今日のガンダム。
　議長が黒すぎるから、ミーアへのやけに優しい言葉の陰に、「必要なくなったものは抹殺」となるかと思いましたが、そうはなりませんでした。

　「レクイエム」は、実は、実際に旧ソビエトで開発されていた、ICBM迎撃用の「荷電粒子砲」の概念と全く同じです。トンネル状の垂直の砲身と、磁気リングで、荷電したビームを曲げて照準を定めるという方法です。

　今回は、ガンダムは一機も出ず。ディア・イザがやっと活躍。

　でもね。ジブリール。あんなシャトルで、あんなに早く月までは行けないのだよ。
　種デスは、科学論以前に、時間関係が無茶苦茶です。ジブラルタルからオーブまで、ミネルバは何分で飛んだのか？とか・・・。
　今回初出の「機動（と言う事は動く）要塞メサイア」。「鎮魂歌vs救世主」。
　過去の「ア・バオア・クー」や、「ヤキン・ドゥーエ」に比べるとインパクトの無い名前だなぁ。

　でわ、今後ともよろしく。

Posted by 山猫 at 2005年08月20日 19:37

＞ピータさん

ディアッカの黒ザク、活躍しててうれしかったです。
AA勢はなんか熱いノリですね。今までにないくらい。
ザムザザーが宇宙に出られるとは思いもよりませんでした。

＞山猫さん

ブログ開設おめでとうございます。
ミーア、来週は水着でバカンスみたいですね。そこへ刺客がやってきたら(´･ω･`)ですけど。

＞ICBM迎撃用の「荷電粒子砲」の概念と全く同じ

ということは本来は防衛用なんですかね。＞レクイエム

メサイア、…名前微妙ですね。もっとインパクトが欲しい気が。

Posted by えみゅ at 2005年08月20日 22:09

　あぁ、自らの名前が青色になる喜び。
　さて、「レクイエム」（多分荷電粒子砲。だって、光ビームを曲げるには、重力しか無いから。）についてですが、決して防衛用の兵器ではありません。
　ある意味、旧ソビエトらしい考え方での、とっても乱暴なやり方で、ビーム兵器を作ってしまうやり方で、使い道がＩＣＢＭ迎撃用しかなかったというのが本当でしょう。何しろ、１発撃つのに、小型原爆を１個密閉空間で爆発させるという、大掛かりな代物でしたから。

　荷電粒子砲は、微妙に地磁気の影響を受けるので、地上では命中精度に劣りますが、宇宙ならばＯＫです。月には液体のマントルが無いので、月磁気はありません。
　宇宙兵器としては、船に積むならば、エネルギーに限界があるので、レーザー（励起されて、位相が揃った光の束）の方が、少ないエネルギーでの貫通力が高く、有効ですが、もし、月面でのように、原子炉等を多数（今回の種デスでは、「ジェネレーター○番から、５０何番まで」とか言っていた）有する基地から射てるのならば、荷電粒子砲の方が、エネルギーが大きくできて、破壊力はレーザーとは比べ物になりません。
　拠点防衛用兵器といえばそうかもしれませんが、凶悪さには変わりありません。

Posted by 山猫 at 2005年08月21日 13:33

＞光ビームを曲げるには、重力しか無いから

なるほどです。

＞使い道がＩＣＢＭ迎撃用しかなかった

たしかにジブリールのようにガチで全面戦争する気でなければ、先制して使うことはできないですね。それに地球だと仰るように精度に問題が出そうですし。

よく考えたら月の表ならともかく裏面を拠点防衛する必要性はあまりないですね(´･ω･`)。

Posted by えみゅ at 2005年08月22日 03:35