絵コンテ 京田知己
演出 村田和也
作画監督 倉島亜由美
メカ作画監督 前田清明
OPコマ送りして初めて珊瑚まみれのエウレカとアドロックの顔とサー・ジェームズ・ジョージ・ブレイザー著、松橋歳雄訳『金枝篇』(凡頭(ボンズ)舎)に気づいた時代遅れの子です。
シウダデス・デル・シエロに行くことになって、つらい選択をさせたとホランドに謝るティプトリー。
しかし、ノルグを探すホランドたちには避けては通れない場所。
ヴォダラクにとってはグレートウォールへ向かうための清めの地。
しかし同時に、訪れた誰にとっても、選択の門となる。
クルーには早く帰りたげな者もいる、デル・シエロ。
ティプトリーからお礼に光る液体の入ったビンを渡されるホランド。
ドギー兄さんに新しいボードを見せびらかすレントン。
いい波が来てるのにホランドはさっさと出航する様子。
ムーンドギーは給水の間だけでもリフろうとする。レントンも付き合う。
波だけが生きがいのアナタにしては、と波をみすみす見過ごすホランドをたきつけるタルホ。
ストナーからドギーとレントンがリフろうとしてるのを教えられ、マジギレホランド。
「あいつらぁっ!」
誰もいないスポットに大満足のレントン。
「何をやってる…。何をやってるって聞いてるんだっ!!」ホランド本気ギレです。
いい波だとか、廃墟のおかげかなとか、こんなスポットができたことに感謝とかレントンが言ってると、ホランドの鉄拳が飛ぶ。
「いきなり殴ることないじゃないですか!理由説明してくださいよ」「うっせえんだよっ!」
「何だよ…いきなり二度も、何なんだよ…!そうかよ…、そうかよ、そうかよ、そうかよ!」
一人泣きながらリフるレントンは、エウレカの声も耳に入らず、看板に激突する。
落ちてた炭。真新しい廃墟…最近爆撃があったことに気づく。
謎の人影。リフで追うも洗濯物に引っかかって墜落。落ちた先にはティプトリーがいた。
エウレカはレントンが飛んでいったことをホランドに伝えようとするが、彼はそんな気分ではない。
外見はトレーラーハウス、中身は修道所でお茶をご馳走になるレントン。
レントンはヴォダラクが本当に反政府組織なのか疑問に思う。
学校では「何考えてんのかわからなくて怖い人」と教わったけど、おばさんはそうは見えない。
「わからない、知らないものは怖いもの。それはみんな一緒」
「人は見た目じゃわからない。大地は見たまま何も変わらない。でも、それをみんなが理解してたら、ここもこんなことにはならなかったでしょうね」
篤い自然信仰を持つ彼らは大地に釘を打ち付けるパイルバンカーを許さない。
レントンはそれは地殻変動対策だと言うが、その原理を聞かれて通り一遍の教科書知識しかない(人の言うことを無批判に受け入れてるだけ)とティプトリーに看破される。
ニルヴァーシュでレントンを探しに出るエウレカ。
シウダデス・デル・シエロ(空の都)。そこは選択の門。
かつて美しさで知られたヴォダラクの地。どんなに破壊されても、それは変わらない。
グレートウォールへの道をたどるべきか、それともこの大地に留まり続けるべきか、ここに来た者すべてに何らかの選択を迫る。
数年前、軍がこの町を襲撃し、ヴォダラクを信じていた人を虐殺していった。
「白い悪魔」がやってきたとティプトリーに伝える町の人。
レントンも一緒になって隠れるが、その「白い悪魔」とはニルヴァーシュのことだった。
町の人に投石されるエウレカ。レントンは出て行ってエウレカをかばう。
「軍の狗
レントンは納得いかず反論するが、エウレカはそれを受け入れる。というか、肯定する。
空襲警報。軍の空中戦艦による定時爆撃。
6月19日の放送で過去の待ち受け画像を全部ゲットできるチャンス!
よーしパパ(誰だよ)早起きしちゃうぞ。詳しくは携帯サイトへ。
エウレカへの仕打ちが理解できないレントン。しかし彼女は「自業自得」だと言う。
「だって、私ここで、大勢の人間たちを殺したんだから!」
この町にいる人間を殲滅すること――それがエウレカたちSOF(軍の特殊部隊)に与えられた任務だった。
ゲッコーステイトは元々は命令さえあればどんなことでもする、ただの人殺し部隊。
理由なんてなく、ただ実行するだけ。「それが私が私でいられる証明だった」
それに、そのとき、ニルヴァーシュとホランド以外に信じられるものがなかった。
人々に向かって機銃掃射。死体の山に守られた脅える三人の子ども。
それがカツレツキッカ。そのときのSOFのリーダーはホランド。
何とかエウレカを正当化しようとするレントン。
でもエウレカはまだ戦争は続いてる、そして、レントンもそれに加担していると言う。
罪を償う一方で、使命を果たすためなら何でもすると言うエウレカ。
戦わせるため、ニルヴァーシュをちゃんと動かすために連れてこられたと知るレントン。
「使命だかなんだか知らないけどさあ、じゃあ、だったら何で、何で君は、ここでメーテルたちを助けたんだよ!全部が全部信じたわけじゃない。でも君が軍を抜けたのは、命令だからと言って、罪もない人たちを殺すのが嫌だからなんだろう?使命とか何とか、そんなこと言ってるけど、でもそれって、軍の命令と何も違ってないじゃないか!エウレカ、君は嘘をついてるよ。罪もない人が殺されていくのが嫌なんだろう?どんな形でも償いはするんだろう?」
「でも、今出て行ったら、ホランドたちに迷惑が…」
「そうかよ!」軍の爆撃を止めるため、一人でニルヴァーシュに乗り込むレントン。
でも、サイのように、ニルヴァーシュを土下座させてしまうレントン。
「ニルヴァーシュがレントンに従え、って言ってる」エウレカついに搭乗。
塔の間を抜け、対空砲火を避け、空中戦艦を落とすニルヴァーシュ。
「そう、これがあなたたちの決断なのね。この先にたとえ苦難の道が待っていても、あなたたちの行く先に、光あらんことを」ティプトリーのためにやったのに、この他人事コメントは。
「君が、たとえどんなことを前に選んでいたとしても、オレは君を信じるし、それに、オレはそのときの君から、何も変わってないことも信じるよ」
「変わった…。私、変わっちゃったかもしれない。君が来てから私、変わっちゃったかもしれない…!」エウレカの涙って初めてのような気がする。
わかんない。なんでかわかんないけど、オレはこのとき、心からこの子の力になりたい、って思った。それが、オレの選んだことだったんだよ、姉さん。だから…、
「すべての責任は、オレにあります!」ホランドに平謝りするレントン。
戦艦撃墜のことには触れず、新しいボードのことを聞くホランド。
レントンはそれをどさくさで失くしてしまった。
ホランドは次のボードにつけろとウィールを渡す。
「そのウィールを持っている以上、お前はゲッコーステイトの正式メンバーだ。今後勝手は許さんからな」
正式メンバーになって、テントから専用部屋に昇格。
自分が変わってないことをニルヴァーシュに聞いて確かめようとするエウレカ。
関連
交響詩篇エウレカセブン 第8話「グロリアス・ブリリアンス」
交響詩篇エウレカセブン 第10話「ハイアー・ザン・ザ・サン」
@交響詩篇エウレカセブン
↓CM位置がOP→Aパートから、Bパート→予告に変わった。苦情が来たのかな?
USEN光ファイバ 初期費用0キャンペーン実施中
(あるいは事前のヒカリチェックキャンペーン)
配信は当日24時から1週間。
詳しくはhttp://www.gate01.com/やhttp://www.showtime.jp/で。
収録巻:DVD第3巻、DVD第3巻UMDスペシャルパック(第7話〜第10話収録)
FLOWの「DAYS」、フルバージョンで聞くと、ラップ部分が超ウザイ。
TVサイズなら名曲なのに。
実はエース読んでて話だけは知ってた罠。
それはさておき、吉田健一入ってたね。いいよいいよ。
罪を償う、だけど使命のためなら何でもするって明らかにムジュンしてるよね。
(つーか、使命って何よ)
そりゃ
被害者増やしつつ償うも何もないって。
でも、レントンはホランドたちが虐殺集団だったこともあのエウレカとのやりとりでセフセフなのか…。もう少し葛藤があってもいいと思う。(マジでエウレカ以外どうでもいいのか?)
「白い悪魔」「なんとなくアデスカっぽいヴォダラクの人」「金枝篇」でターンAを連想する。(こじつけかしら)
ホランドが戦艦撃墜を不問に付したのはやっぱり理不尽な暴力を反省してたからなんだろうね。素直じゃない分かわいいホランド。
今回のプレゼントキーワード(パスワード):79J