絵コンテ 平尾隆之
演出 平尾隆之
作画監督 山本佐和子
重いドアが開く。「お仕事、お願いしたいんですけど」「えっ?」
――二年前、泣いている双子を抱きしめたことがある。――
二年前の河川敷で抱きしめた二人の中学生は、今二人の高校生となって俺の隣で眠っている。
…っておい!
沙羅に乗っかられて鼻血出して叫びだす恋太郎。沙羅はバットで恋太郎を殴り飛ばす。
保護者を自認してるからではないけど、高校生に手出すほど飢えちゃいないと言う恋太郎。
でも桃衣舞のある一言が気にかかる。「不純異性交遊とかしてないですよね?」
「不純異性交遊と申しますと?」「不健全な行為です」
「行為と申しますと?」「ぱふぱふです」
「ぱふぱふと申しますと?」「不純異性交遊です」
「ぱふぱふ」ってドラクエかよ!誤解(?)を解いた恋太郎、舞から仕事を頼まれる。
沙羅と双樹は張り込みカジュアル略してハリカジ(帽子にグラサン)で張り込みに臨む。
恋太郎はそれを却下。沙羅の「やだにょー」がいいね。
依頼人は桃衣舞。私立二子魂川東高校の保険教師兼カウンセラー。
依頼内容は素行調査。調査対象は…桃衣愛。
――三年前にも、泣いている双子を抱きしめたことがある。――
三年前、恋太郎は高校生で愛と舞はほやほやの先生だった。
で現在。身辺調査みたいな裏切る真似できないと拒否る恋太郎。
でも、愛は携帯にも出ず、無断で仕事を休み、一緒に住んでいた下宿も出ていったと舞は言う。どうやら男のところにいるとのこと。
恋太郎は沙羅と双樹に対象の調査を頼もうとするが、「逝ってよし」ってことで自ら調査。
だけど恋太郎は針山に渋谷から来たストーカーと間違われて尋問を受ける。
沙羅と双樹は自分たちだけで愛のことを調べようと決める。恋太郎からの携帯も無視。
恋太郎の部屋のドアをノックする音。それは仕事を頼みに来た愛。
またアイキャッチ違う。クレイは汎用性高いな。
みのむしだみのむしー>アイキャッチ
エメラルドマウンテンにまつわる話。生憎エメラルドマウンテンは売り切れ。
コーヒーなんてどの味も変わらないと言う愛。エメラルドマウンテンは別格だと主張する舞。
恋太郎もそれに同意するから、愛がいじける。(イジケ具合が沙羅とよく似てる)
三人一緒、仲間はずれなし、三人でエメラルドマウンテンを探しに行こう!
そして三人一緒に撮った一枚の写真。
でまた現在。備考が愛にばれたと焦ってコーヒーをこぼしまくる恋太郎。
愛の依頼はどこかに落とした携帯電話を一緒に探すこと。
沙羅、双樹、恋太郎の写真を見つめ、微妙な表情をする恋太郎。
間があった後、依頼を快諾し、缶コーヒーを飲もうと提案する恋太郎。
でも今回もエメラルドマウンテンは売り切れで仕方なくモカブレンド。
二人は150箇所のニコタマ聖地巡りに出かけていった。
思い出をたどりながら、楽しくやる愛と恋太郎。愛は心当たりを思い出さないけど。
一方沙羅と双樹はいつの間にか舞のほうに張り込みしてた。
(舞の男にかけた技がすごすぎ。右ストレート、アッパー、ブレーンバスターって…)
コーヒーなんて苦いだけと言う沙羅にそれを子供の味覚とバカにする双樹。
ますます愛―舞とダブってきてますな>沙羅―双樹
喧嘩してるところ、舞に声かけられてあわわわわな沙羅と双樹。
愛ではなく舞だという説明。
舞は沙羅と双樹、そして恋太郎の関係に過去の自分たちの姿を見る。
「正反対だけど、仲のいい双子」「イマイチさえないけど、とっても素敵な男の子」
燃えていく写真。泣き出す舞。
手詰まりの恋太郎と愛。愛、恋太郎は叫ぶ。「エメラルドマウンテーン!」
実は仕事も辞め、愛ともうまくいかなくなってた舞。
「私たちは一度手に入れたものを手放してしまったのよ」
それは三人の当たり前で、でも貴重だった時間。
「あなたたちは、私たちになっちゃダメ!絶対に手を離しちゃダメなんだから」
失敗から学ぶ沙羅と双樹へのアドバイス。
そんな舞に手を差し伸べる愛。愛、舞、恋太郎はエメラルドマウンテンの前にやってくる。
三人は空を飛び、自由自在に駆ける。だけど、舞はその手を離してしまう。
で、なぜか高校にいる恋太郎。愛は黒板に何か書いている。
ケータイ、仕事、舞との喧嘩、いろいろとままならない愛。
愛は「あのとき、できなかったこと」を恋太郎に告げる。(でも無音)
愛の携帯は水槽の中。そこにかかる恋太郎の留守電。翌日、愛はこの街から姿を消した。
「三年も経てば、いろいろ変わる。何もかもが同じではいられない。多分、そういうことなのだ」
事務所に戻る恋太郎。沙羅と双樹を呼ぶが誰もいない。
沙羅と双樹と恋太郎が写った写真。それを投げて、二人を探しに出る。
散々探し回った末に、二人を発見して猛ダッシュする恋太郎。
そして、恋太郎は二人を強く抱きしめる。
あのとき、愛が言った言葉。「キス、しようか?」黒板に書かれた「サヨナラ」
「俺たちはキスなんかしなかった。俺たちはもうあの頃の俺たちじゃなかったし、俺のタバコ臭いキスじゃあ、あの頃の俺たちに申し訳ない気がしたから」
そしてまた叫んで寝覚めて、沙羅にぶん殴られる。そんな日常。
「運良く今日も、俺たちは三人だ!」
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1回目見たときはなんだこりゃ、というか何の話だかよくわからなかった。
録画を見てあーあー、そういうことなのねと理解。(理解遅い子なので)
沙羅双樹プロトタイプとしての愛舞、バッドエンドとしての愛舞、そしていつもそこにあるはずなのに、欲しいと思ったときには手が届かないブルーマウンテン(三人の楽しい日々)
その「普通の日常」の価値を知った恋太郎が沙羅双樹との距離を改めて意識する、そんな話。
わかりにくいけどわかりやすい話。(でも急にブルーマウンテン出てきて空飛んだらビビる)
でも1話2話の不条理アクション期待した人は肩透かし食った気分かも。
わたすなんかはユーフォー(金月)って真面目話もできるんだと逆に好印象ですが。
以下関係ない話。
ゲマズのポスター見たら『エンディンググテーマ「ぼくらの時間」』ってあったけど、誤植くらい直せよな、と。(別にゲマのせいじゃないけど)
@フタコイオルタナティブ